グローバル看護


日本の未来の看護について考える
グローバル化時代の人材確保
世界では看護師が国境を越えて移動する現象が起きています。途上国から先進国へ、という移動はよく知られているものですが、先進国から先進国へ、という移動もあります。
日本から出て他国で働く日本国籍の看護師を、ここでは「国際移動した日本人看護師」と呼ぶことにします。こうした看護師は世界にどれくらいいるのでしょう。そして、なぜ国際移動をしているのでしょうか。
先進国間の移動を行う「国際移動した日本人看護師」に焦点をあてながら、グローバル化時代に必要な看護の人材確保について考えてみたいと思います。
国際移動した看護師の目を通して
日本の看護の魅力を問う
世界では、国内で教育を受けたあとに国際移動した看護師が、母国に帰って働くことのできる環境づくりを行う国が増えています。それは、看護というものが、個人の人生や生活体験がケアの質に大きく影響する職業であるためです。
グローバル人材としての「国際移動した日本人看護師」が日本に戻り、働きたいと考えるような環境は、日本で働く看護師にとっても魅力的なはずです。
「国際移動した日本人看護師」の目を通してみた日本の看護の魅力は何でしょうか。より良い未来の看護に向け、考えていきたいと思います。
日本人看護師の国際移動
在日ベトナム人医療者との協働
日本の老人保健施設で働く外国人介護士との協働
2025年1月に看護師の国際移動に関する論文を発表しました
「Why work in another country? Japanese nurses’ experience and their reasons for staying in Australia」
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jjns.12651
